このブログについて(最初にお読みください)


 ここは、私が個人的に入手した同人誌を淡々とレビューして行くブログです。
 ……とはいうもののその実態は、ただ同人誌をダシにして好き勝手な事を書き連ねる駄ブログです。


 取り上げる同人誌は、個人的趣味により男性向け(基本ロリとショタ)、東方などの同人誌が多めです。
 たまに女性向けも取り上げます。「面白い」「かわいい」そのどちらかがあれば何でも良いです。


 基本的に、入手困難な同人誌はレビューしません。ほとんどが委託ショップなどで容易に入手出来る物です。
 過度なプレミアがついているような同人誌もレビュー対象外です。
(といいつつ、たまにはそういう物もレビューします)


 レビュー以外にも同人誌に関するぐだぐだトークをたまにやります。主に通常の更新が出来ない時とか。


 画像は表紙画像のみです。本文内容のキャプチャー画像などは一切ありません。


 サークル様のサイトURLも載せていますが、ご都合の悪い場合はお知らせ下さい。
 その他ご意見ご要望などありましたら、お気軽に drb.murasaki@gmail.com までどうぞ。
 

 オススメの同人誌があったら教えて欲しいです! 
 

 twitterもやってます。http://twitter.com/MURASAKI_KAZUHA
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【同人誌レビュー】まきちゃんがにこちゃんを健康にする話

KAZUHA2016-04-01


◯タイトル  :まきちゃんがにこちゃんを健康にする話
◯サークル  :大金ファーム
◯作者名   :大金
◯発行年月日 :2016年3月13日
◯サイズ・P数 :B5・24P
◯年齢制限  :無し
◯ジャンル  :ラブライブ!・特殊性癖


◆自由、その代償

 わたしは、自由を愛する。ありとあらゆる自由を愛する。ありとあらゆる自由を脅かすものを憎む。
 それは、自分自身が自由でありたいがために他ならない。
 自分自身が自由でありたければ、他の何者の、どのような自由も妨げてはならない。
 妨げてしまえばその瞬間、わたしはいかなる自由をも失ってしまう。
 故に、わたしは他者のありとあらゆる自由を肯定する。
 

 また、自由とは、わたしがこよなく愛する「創作」を産み出す土壌となる。
 全てはそこから産まれ出る創作を愛するがため、自由を愛する。
 自由とは、そういうものだ。



 そう、思っていた。
 この本に出会うまでは。


 なぜ、このようなモノが産まれてしまったのだろう。
 これが自由ということなのだろうか。


 自由には、代償がある。これはいくらなんでもあんまりだ。
 そのことを、まざまざと思い知らされた。
 無邪気に自由を愛していたわたしは、もう死んだのだ。

◆大きなジャンルという豊かな海に潜む、闇

 翻って、この本『まきちゃんがにこちゃんを健康にする話』である。
 このラブライブ!というジャンルに限らないが、おおよそ大きなジャンルには「闇」がつきものである。
 ジャンルの肥大化は、いわば大きな海となることである。
 大きく広がる海は、そこに豊かな生命を宿す反面、その暗い底に「闇」を呼び込んでしまうのだろう。

 
 あるいは、「闇」自身が海を選び、その暗い暗い底を依代としてこの世に具現した、と見なすこともできるだろう。
 他にも該当する巨大な海は複数あるが、今回「闇」はラブライブ!という海を依代に選んでしまった。
 選んでしまったのだ……。


 折しも、この文章を書いているのは4/1エイプリル・フール
 この、わたしの目の前にあるモノが、嘘であって欲しい。そう願わずにはいられない。
 あるいは、今日そこかしこに蔓延している嘘に紛れて、虚偽の彼方に消え去ってくれないか。
 そう考えていたのは事実である。
 

 しかし、これは現実。現実なのだ。
 現実にこの「闇」は存在してしまっている。
 ここでまた、上述のような、何故このようなモノが産まれてしまったのだろう、という疑問が立ち上がる。


 この「闇」が現界する依代に選んだのが、「ラブライブ!」、わけても西木野真姫矢澤にこの両名である。
 深い深いこの「闇」は、その親和性の高さからこの両名を選んだ、ということだ。


 これは、我々凡人の視点で考えれば(いや凡人が「闇」を理解することなど到底不可能であるのだから考えても無駄なのだが)、涜神、そう、女神への冒涜、これが1番近い理解であろう。
 しかし、目の前にある現実は「闇」の具現化なのである。涜神などといった凡人の概念などとうに超越しているのであろう。
 いつだって、「闇」は我々の理解の範疇の外にある。


 おお神よ! 愛しき9人の女神達よ! 貴女方は、「闇」に見初められてしまった!
 しかし、それでもなお輝きを失わないでいる女神たちの、なんと可憐であることか!!
 ここに描かれている女神たちは確かにかわいく、美しい。
 それがこの「闇」の具現化の中で唯一の救いである。


 だが、それでも「闇」は、海底に沈む澱のように、あまりにも深く昏い。
 わたしは、この「闇」を前にして、ただただ祈ることしか出来ない。


 人よ、もしも勇気ある者がいるなら、いずれかの機会に、この「闇」に立ち向かってみてほしい。
 是非この「闇」の深さ、その昏さが如何程のものか、その目で確かめてみてほしい。


 なぜ、なぜこのようなモノが生れ出でてしまったのか……

【同人誌レビュー】テンタイ→カンソク「混沌のグルメ乱」

KAZUHA2015-10-24


◯タイトル  :混沌のグルメ乱
◯サークル  :テンタイ→カンソク
◯作者名   :え★・金゛
◯発行年月日 :2015年8月16日
◯サイズ・P数 :A5・52P
◯年齢制限  :なし
◯ジャンル  :孤独のグルメ、艦これ、実は私は、Dr.スランプストリートファイターII

■初めのあいさつ&トーク

 はいこんばんは。同人誌レビューのお時間ですよ。
 このブログもだいぶ放置していましたが……実は旅に出ていました。レビューとはなんぞや。同人誌をレビューすることの意味は……と、自問自答の旅です。嘘です。おうちでアニメ見てました。
 まあでも、色々あって心が折れていたのはほんと。書けないもんは書けん。
 ◆閑話休題
 そんなことはさておき。そろそろね。復活しとかないとね。ぼくが何者なのかわからない人もいるんじゃないかなーって。このままじゃね、大手を振って同人誌のレビューをしています! とか言えないからね。
 ほんで、当ブログではいつものいつもの、テンタイさんの混沌のグルメで同人誌レビューの復活ですよ。
 いま、孤独のグルメドラマのSeason5もやってるしね。これ書く前に台湾回見たからね。丁度良いし。ていうかさっき「はよレビュー書け(意訳)」て脅されたしね。
 あと、毎度のようにレビュー書いてるから書きやすくて。普通のレビューなら「ヘンなこと書いてないかなー。 的はずれな解釈になってないかなー」ておっかなびっくり書いていて。そこは個人的な解釈なんで、どうしても読み違いとかは出てくるわけなんですけども。その分、テンタイ様のご本ならね。慣れてるからね! ヘンなこと書いても「ごめんなさい」で済むし。リハビリには持ってこいなんすよ!


 ハイ言い訳はここまで! それでは、レビュー本文に移ります。


■レビュー

 ◆混沌のグルメシリーズのおさらい
 という訳で今回の同人誌レビューブログ群咲は、テンタイ→カンソク様のC88発行「混沌のグルメ乱」略して「混乱」です。
 念の為におさらいしておくとこの「混沌のグルメ」というのは、孤独のグルメの主人公・井之頭五郎が他作品の世界にお邪魔したり、他作品のキャラと同じ店に来たりして、でもいつもの感じで淡々と孤独にメシを食うクロスオーバーシリーズです。これまでオフセット版が6作出ているので、今回のご本が7冊目ということになります。
 で、今回ゴローちゃんがお邪魔してメシを食う作品世界は4つ。


広島県呉市鎮守府の抹茶カレー(艦これ-艦隊これくしょん-)
●神奈川県横浜市西区久保町の三元豚の厚切りカツカレー(実は私は)
ゲンゴロウ島ペンギン村カモノハシのナポリタンとピラフ(Dr.スランプ
●スペイン闇闘技場のカメノテの塩ゆで他(ストリートファイターII


 ◆あたまおかしい
 あたまおかしいよこのラインナップ。
 書いてて、何度も「なんだこれ? おれ、なに書いてんだ??」と首を傾げるラインナップ。いやまだ、艦これとかのクロスオーバーはわかる気もしないでもない……わけねえな! なんでこの期に及んで艦これとかぶっ込んでんの正気なの???
 その他のラインナップも、並べて書くとあたまおかしさが際立ちますね。じつわたにアラレちゃんやスト?とか。何を食べたらこんな発想が出てくるのか。ハーブとかかな。
 ◆じつわたがカレーである理由
 ちょうどアニメ放映と合致したじつわたのネタは、毎年横浜で開催されている「ガチ!」という企画のうちの一つ、2014年開催の「ガチカレー」(ちなみに今年はガチ麺)からのネタでもあります。この「ガチ!」企画は週刊少年チャンピオンとのコラボも行われているので、じつわたを絡めてきた訳ですね。作中で行っているお店は、もちろんガチカレー企画に参加していた実在のお店です。
 ちなみに、じつわた原作・アニメ共にこのお店が出てきている訳でもなく、舞台が横浜、という訳でもありません。原作はおそらく特にモデルになった舞台はないし、アニメは練馬らしい。としまえんっぽい遊園地に行ったし。

 ていうか、この「ガチ!」企画ってどれだけ認知されてるんでしょう? 横浜では有名なイベントなの? チャンピオン紳士ならみんな知ってるレベル? 
 この混沌のグルメシリーズは、こんな搦手もふっつーにぶっ込んでくるので、ついていくのも大変です。ぶっちぎりです。
 ◆大変だけど、ゴローちゃんはいつも通り
 いやまあ、このサークル様のぶっちぎりっぷりは今に始まったことじゃないんでね? いっつも驚かされる訳ですが。
 じつわた以外も、ここに来て艦これとか、Dr.スランプにスト?ですからね? どれもこれもメシのイメージなんてないよ!!
 でもそこに井之頭五郎を絡めていくのが、この混沌のグルメシリーズ。
 そして、そんな異常状態でも、淡々といつものように独りメシを食って、いつものモノローグを独りごちるゴローちゃん。
 全くもっていつも通りです。艦娘と絡んでも、悪魔がいても、リュウバルログが戦っていても、いつも通りメシを食っています。
 この、異常状態でのゴローちゃんの淡々とした佇まいとのギャップこそが、このクロスオーバーシリーズの真骨頂。
 ◆作品への理解
 もちろん、そのギャップを盛り上げクロスオーバーを成立させる、クロスオーバー先の作品の情景やキャラ描写だって、手抜かりはありません。ここをおざなりにしてしまうと、途端にクロスオーバーの面白さが失われていまいますからね。
 この点では、今回の中では特にDr.スランプの世界観がお見事。鳥山キャラとゴローちゃんが並び立つ、という絵面の面白さ。これを成り立たせるためには鳥山絵の再現度が重要になってきますが、そこもバッチリ。
 ていうか、今見ると当時の鳥山キャラってかわいいよね!
 これは毎度毎度書いている気もしますが、これはもう、クロスオーバーする原作への理解が深くないとできません。
 クロスオーバー先に選ぶ作品ラインナップはあたまおかしいけれど、だからと言ってその描き方は全然あたまおかしくありません。再現度に非常にクレバーさを感じますね。
 まあ、全体としてはあたまおかしいですけどね。
 ◆料理描写の巧みさ
 そして、この作品は孤独のグルメと他作品とのクロスオーバーシリーズですからね。なんといっても料理の描写が重要になります。
 これも毎度毎度ながら、ほんとうに美味そうに描かれています。カツカレーとか、見てるだけでよだれが出てきますね。
 ここにも、ただただあたまおかしいだけではないクレバーさが感じられます。
 その上で、ギャグも忘れていない抜かり無さ。艦これのボーキサイトに添えられたコメントは、艦これパートラスト頁と相まって非常に秀逸です。


 ◆まとめ
 ここまで、あたまおかしいあたまおかしいと行ってきましたが、この本に込められたクレイジーさは、本当に濃密です。読んでてお腹いっぱいになるくらい。
 そこに、ただクレイジーなだけではないクレバーさも加わり、重層的なクォリティを作品にもたらしています。伊達に7冊もシリーズが出ていませんね。
 もし、これまでこのシリーズに触れていないという方がいらっしゃいましたら、ドラマのSeason5も放映中のいま、この機に触れてみてはいかがでしょうか。クォリティは折り紙つきですよ。

【同人誌レビュー】テンタイ→カンソク「混沌のグルメV」

KAZUHA2015-01-09


◯タイトル  :混沌のグルメV
◯サークル  :テンタイ→カンソク
◯作者名   :え★・金゛
◯発行年月日 :2014年12月30日
◯サイズ・P数 :A5・56P
◯年齢制限  :なし
◯ジャンル  :孤独のグルメFFVラブライブ!かまいたちの夜、食の軍師

■初めのあいさつ&トーク

 あけましておめでとうございます。群咲一葉です。


 ◆今年もよろしくお願いします
 新年明けて一発目の更新なんで、一応ご挨拶いたしましたけれど。もういいよね、新年の挨拶なんてね。
 はいそんな感じでね。同人誌レビューブログ群咲、2015年もゆるゆるやっていこうと思います。


 ◆さーて今回は。
 で、ですよ。そんな当ブログの新年一発目に取り上げますのは、もはやお馴染み、テンタイ様の冬コミ新刊、混沌のグルメシリーズの新作です。
 ぶっちゃけ、ブログ更新をサボりまくってたので、全っ然カンが戻ってませんでね。ええ。とりあえず、いつも取り上げさせて頂いているここのご本でカンを取り戻して行きたいなー、なんてね。思ってたりね。
 

 テンタイ様の冬コミ新刊では、このV以外にももう一冊、他作家様を呼んだ合同誌「混沌のグルメ闇鍋」もあるんですが、今回取り上げるのはいつもの感じの混沌のグルメシリーズ。
 いやはやしかし、この混沌のグルメVも、従来通りさすが「混沌」と冠するだけあるカオスっぷりですよ。
孤独のグルメとのクロスオーバー先がFFVラブライブ!かまいたちの夜、食の軍師という、なんだこのラインナップ。正に混沌。いやまあ、いつものことですけど!!



 さてそれでは前置きはこのくらいにしまして、いつものレビューに移りましょうか。


■レビュー

 ◆今回は4本収録。
 この混沌のグルメシリーズは、念のためおさらいすると孤独のグルメと別作品とのクロスオーバーシリーズで、オフセットの本は毎回コピー誌をなどで発表されたものの総集編となっていまして。
今回の「混沌のグルメV」でゴローちゃんがお邪魔する世界は4つ。


●第二世界 ケルブの村の羊料理(FFV
●東京都千代田区秋葉原の生姜焼き定食ごはん大盛りと揚げまんじゅう(ラブライブ!
●長野県北安曇郡白馬村ミシシッピマッドケーキ(かまいたちの夜
●神奈川県横浜市神奈川区新町の四川中華料理(食の軍師)


 上でも言ったけどなんだこれ。どうしたらFFVかまいたちの夜と、ラブライブ!、そして食の軍師と孤独のグルメをクロスオーバーさせよう、なんて発想が出てくるのか。
 秋葉原や長野はともかく、ゴローちゃん、普通にFF世界に行ってますよ。第二世界ですね。融合前ですね。
とはいえ、この混沌のグルメシリーズのゴローちゃんは過去には火星や幻想郷、魔界とかに行ってますから、今更この程度では驚くに値しませんかね。


 ◆あたまおかしい
 ……そんな訳ないね。 驚くに値するよ! あたまおかしいよやっぱり!!
 いやでも、今回は「ラブライブ!」なんて大人気コンテンツ入ってますからね。マジョリティマジョリティ。
 つーて、その描き方がやっぱりあたまおかしい。なんだ「ローロロロー(※BGM 孤独のツンドラ)」て! 脳内再生余裕だわ! 処刑用BGMとして名高いエレキのツンドラもあるし!
 ほんと、どうしたらこんなあたまおかしい表現を思いつけるのか。


 ◆ファンならたまらないネタの数々
 このシリーズ(というかこのサークル様の二次創作全般)ではいつもの事なのですが、まー各ネタを細かく拾ってくること!


 上記ラブライブ!とのクロスオーバーでも、あのごはん屋に行っててジャージ姿の穂乃果とかよちん出てくるので2期のダイエット回と思わせときながら。さらっと、スタンプカードが溜まっているので、初見であの店に入ったダイエット回とは違う時間軸、という事になります。
 確かに、ラブライブ!でクロスオーバーするならあのごはん屋がベターなのですが、ダイエット回そのものだとゴローちゃんを組み込みにくい。となれば、その後も行っていた設定にして、ゴローちゃんを組み込むのがベスト。 ……という事なんでしょうね。
 なにそれ細かい。


 どのクロスオーバーもこんな感じ。きちっと原作を深く掘り下げて考えているからこそ出来うる技。
 かまいたちクロスオーバーなんて、この本の最後のおまけでも分かる通り、実際にモデルになったペンション、クヌルプに行ってますからね。
 何故そこまでする? 
 もうこれは、このサークル様だから、という以外にないですね。だからこそ、この混沌のグルメシリーズもこれだけ支持されてきたのだと思います。


 でも「食の軍師」クロスオーバーで自分たちが普段よく行っている店を出すのはどうかと思います。内輪ネタも甚だしいのでは。いや、横浜で中華を食べるのに中華街を外すってのは本郷らしいけども。
 とはいえ、確かにこの安源楼は本当に美味いので、紹介したいのはわかります。気になった方はぜひ行ってみては。

 ちなみに食の軍師クロスオーバーでは、本郷がゴローちゃんに対して「血縁であるが……」と言っていて既に顔見知りなんですが、これ、この混沌のグルメシリーズでは久住先生原作のキャラはみな血縁関係にあるという、以前「花のズボラ飯」とのクロスオーバーでも出てきた設定がまた出てきていて、このシリーズの読者には気付いたらちょっと嬉しい仕掛けも。
 ……しかしこれも内輪な気がする。この混沌のグルメシリーズでのクロスオーバーを円滑にする為の設定だし。ここは同人誌ならでは、でしょうかね。


 ◆しかし変わらぬゴローちゃん
 で、そんな濃いネタの最中でもやっぱりゴローちゃんはゴローちゃん。淡々とメシ食ってます。
 これは他のどんな作品とクロスオーバーしても変わらない部分ですね。
 ここが全くブレないからこそ、このシリーズが続いてこれたのだ、と思います。


 今回だとFFVとかかまいたちとか、カオスなクロスオーバー先のラインナップにゴローちゃんが感化されてそのキャラクター性がブレてしまえば、このシリーズも意味を失うでしょう。
 どんな世界であっても、どんな状況であっても、ゴローちゃんには淡々とモノローグ付きでメシを食ってて欲しい。
だからこそ、異世界とかの異様な状況でメシを食っているそのシチュエーションに面白みが生まれるのです。



 ◆おわりに
 毎度毎度、クロスオーバー先の作品も、その内容も、そうきたか!!と思わせてくれるこのシリーズ。どこまで続くのかはわかりませんが、どこまで行ってくれるのか。楽しみですね。


 ……つーてなあ。 このサークル様は一筋縄ではいかないからなあ。普通なら看板となるラブライブ!とのクロスオーバーでこんなにあたまおかしい描写にしてしまったし。
 あれこれ予想するのは無駄かも知れませんね。ここは常にその斜め上を行く

お知らせ


 はいこんばんは。ご無沙汰しております、群咲一葉です。
 こちらのブログもずいぶん放置してしまいました……ら、らいねんはがんばる!(毎年言っている)


 さて、今回はお知らせです。
 今度の冬コミC87、サークル参加いたします。
 配置は、三日目東T35bです。


 とりあえず、16Pのコピー誌を出します。中身は、ここでやっているレビューと大差ないです。
 

 
 それじゃあみんな、ビッグサイトでぼくとあくしゅ!


■■追記■■

 当日は、テンタイ→カンソク様のファミコンスーファミのレビュー本のシリーズを委託で置きます。
 群咲はそのうちの100Rと100Cに参加しています。
 各300円(100Cのみ400円)です。
 よろしくお願い致します。

お知らせ よつばの。読書会第10回に参加します。

 どうも! 群咲一葉です!
 さてさて、今回の更新は告知です。


 もう明後日になりますが、来る6月28日(土)に開催されるよつばの。読書会に参加いたします。
 詳細はこちら(→ http://planchette3.net/reading/ )をご覧いただければお分かりになるかとは思いますが、早い話が皆で同人誌を持ち寄って読もうぜ! 的な会です。
 どなたさまでも参加できますし、なんなら当日持ち込み参加も出来ます。
 皆さんの持ち寄るステキな同人誌を読めますし、持ち込みで「俺の同人誌すげーだろー!」と言う事も出来ます。
 一般参加にしろ、持ち込み参加にしろ、及び腰になることなどありません。同人誌に貴賎などないのですから、そこにある数々の同人誌を楽しめば良いのです!
 まーそんな訳なので、みんな! 読書会でボクと握手!!



 以下、読書会用PRコメントをここに再掲して、最後に持ち込みリストもリンク張っておきますので、よろしければ御覧くださいな。

読書会参加者各位


平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。


さて、私群咲一葉は、前回読書会にて「この同人誌がエロい!2013」と題して同人誌の持ち込み参加をさせて頂きました。
その際、成人向け同人誌が多数であったため、女性参加者の方が誰一人当スペースに近づかない、という事例が発生致しました。


見てたもん! おれずっと自分の机見てたもん! マジでおんなのひと誰も近寄らなかったからね!!


私はその事態を深く反省致しました。つきましては今回の持ち込参加に当たり、成人向けではない、何方様でもお楽しみ頂ける全年齢向けの同人誌を取り揃えました。
参加される皆様におかれましては、ご安心して私のスペースにお立ち寄り頂けるかと存じます。


また、今後は前回のような事態の再発防止に努めて参りますので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。



平成26年6月28日
群咲一葉

 持ち込みリスト
 ……持ち込みリストは、表があれば、ね。てことで。

【同人誌レビュー】砕かれたきらきらのかけら、愛が詰まった、にこまき同人誌の決定版。サイジャリン「氷砂糖とマシンガン」

KAZUHA2014-06-02


◯タイトル  :氷砂糖とマシンガン
◯サークル  :サイジャリン
◯サイトURL  :http://www.pixiv.net/member.php?id=136447
◯作者名   :EERR
◯発行年月日 :2014年5月18日
◯サイズ・P数 :A5・180P
◯年齢制限  :なし
◯ジャンル  :ラブライブ!(にこまき)
◯参加作家陣 :D否、たみふる、マッチ、しろいはくと、TORO缶、イチヒ、あんみつ、大島智
◯ショップ委託:とらのあな  メロンブックス 

■初めのあいさつ&トーク

 ◆ラブライブ!アニメ見てる?
 はいこんばんは。群咲一葉です。
 どうですか? みなさん、ラブライブ!のアニメ見てます? いいですよね。ラブライブ。アニメの脚本はちょっとばかしエキセントリックな気もしますが、μ’sのみんながきらっきらしててねー。まぶしくてねー。見ていて幸せになれますよね。
 ◆にこちゃん!
 キャラクターとしては、私はご多分に漏れずにこちゃんが大好きです。アニメ版ではコメディリリーフの立ち位置が多いものの、他の誰よりも人一倍アイドルというものに対して思い入れがありプライドも高く、自身の過去や家庭環境などに重いもの抱えていて、それがあのちいさい身体とそらまるボイスに込められているのですよ! アニメ2期第4話にこ回は神回だった!
 ◆にこまき!
 2期! 2期と言えばにこまき! 真姫ちゃんとの絡み! 1期では明確な絡みはあんまりなかったけれど、2期だとわざとらしいくらい絡みが増えてますよね! 気がついたら二人で一緒にいたりとかね! ていうか「2期」と書いて「にこまき」と読みますよね!!
 にこちゃんとまきちゃんとでは性格や境遇など含め色々と好対照で、二人の絡みはドラマを産み出すんですよねえ。
 なのでどうしてもラブライブ本ではにこまき本を漁ってしまいましね。にこまきにこまき!
 

 ◆ですので。
 という訳で! 今回の同人誌レビューブログ群咲は、にこまき本といえばこれ! サイジャリン様のにこまきシリアス合同誌「氷砂糖とマシンガン」ですよ!

 このサークル様はねー。これまでも素晴らしいにこまき本をお出しになっておられるのですけどねー。正直、これまでも当ブログで取り上げようと思っていたのですけど、できませんでした。
 あのねー。ここのご本、あんまりにもあんんんまりにもステキでステキで、あのね! 俺の言語力が追いつかなかったの! ご本読んで、「はー……」ってなって、ステキすぎて、その「はー」をぜんっぜん言葉にできなかったの! 俺ん中に、このステキさを言語化出来る言葉はない! てなっちゃったの!
 だから今まで当ブログで取り上げずじまいでねー。でも、今回のご本は、そんな俺の力の無さすら飛び越えて、すごくすごくすごくステキでしてね! もーなんつーの? 色々そんなんどうでもいいから取り上げよう! てなったのです。それが今回の更新。 
 まあぶっちゃけ、5月18日のイベントでこのご本を入手して、今日までずっと書けない書けない、てなってたんですけどね。
 なんかもう、それくらい圧倒される。それがこの本「氷砂糖とマシンガン」です。
 

 さてそれではね、前置きはこれくらいにして、れびゅーに行きましょうね。

 

■レビュー

 ◆きらきらの、装丁。
 今回のこの「氷砂糖とマシンガン」は、主催のEERR氏の他にも、ステキなにこまき本などを出しておられる作家さん達が多数参加している合同誌なので、分厚いです。サイズはA5なんですが、そりゃあA5にしますよね、て厚さ。
 しかし、この本を手にした時、最初に感じるのはこの厚さでは無く、息を呑むような装丁の美しさでしょう。
 ふたり手を取り、機材と共に沈みゆくような降り落ちるようなにこちゃんとまきちゃん。それを彩るのは、箔押しのきらきらした雪の結晶。そして、真っ白い背景。凍りつくような静謐さで、切なささえ感じさせて、それでいてどうしても目が離せない、美しさ。もう、この表紙の時点でため息がこぼれますね。
 この表紙はカバーになっているので、この美しいカバーをはずすと、参加作家のお一人であるあんみつ氏のポップでキュートなイラストがあるというのも、表紙イラストと対照的でニクい演出です。
 

 ◆本文デザインもまた、きらきら。
 カバーの装丁、カバー下の本体表紙の時点でもう途轍もないこだわりが感じられるのですが、この中身である本文もまた、並々ならぬこだわりが随所に感じられます。遊び紙一つとってもステキだし、目次ページや各作品の合間にあるページですら、手抜かりなくこだわりが貫かれています。この、本全体に通底するデザインへのこだわりが、この本の素晴らしさを支えているのだと思います。だって、ただ眺めているだけでもうっとりするもの。


 ◆そして紡がれる、きらきらのかけら。
 この素晴らしいデザインによって彩られる、この本に収められた各作品は、それはもうこの本にふさわしい、きらきらしたステキな作品ばかりで。
 ここでは、個々の作品をつぶさに語るのは致しません。読んでみてほしいからです。
しかし言えるのは、どの作品も、にこちゃんとまきちゃんが、せつなくて。
 この本は「シリアス合同」を銘打っているので、もうそりゃあヒリヒリと肌に刺さるような、せつなさに満ち満ちているのですよ。
 これがもうねえ。「矢澤にこ西木野真姫の、心を砕く合同誌」とも銘打たれている通り、読むこちらの方が心砕けそうで。「氷砂糖とマシンガン」というタイトルの意味、よくわかりますね。
 にこちゃんとまきちゃんは、性格も境遇も好対照なふたりなので、このふたりを「にこまき」として突き詰めて描こうとなると、こういう風に心を砕くシリアスな方向性になる、というのはあると思うんですよね。だからこその魅力がにこまきにはあるんじゃないでしょうか。交わりそうで交わらない、でも深い所で交わるふたり、という構図は、せつなさを感じながらもどうしても目が離せないのですね。


 ◆でも、未来はきらきらしている。
 主催のEERR氏のマンガと、それとリンクしている大島智氏のマンガもそうなのですが、他の参加作家の作品もそれぞれ各々の作風で、せつない感じの作品が多くはあります。
 そもそも、にこちゃんはアイドル志望で、まきちゃんは音楽への興味があるけど基本的には家業である医者を志望しているので、その未来は交わりそうにはありません。
 でも、そんな交わらなそうなふたりだからこそ、お互いがお互いにないものを持っていて、それが惹かれ合うポイントなのではないでしょうか。
 だから、普通は交わらないとしても、その普通を超えられるんじゃないかな。
 EERR氏のにこまき結婚マンガとか正にそんな感じで。あんまり「愛」ってチープな言葉はこの素晴らしい本を語る上で使いたくないんですけど、でも「愛」としか言いようのない情熱で、にこちゃんがまきちゃんの事を大好きで!
 なので、せつないだけでなくて、未来はきらきらしている、という所も描かれているのです。

 ◆にこまき愛
 色々と御託を並べても、結局そういう事なんでしょう。愛。
 にこちゃんが、まきちゃんが、大好きで。愛していて。違うところも、せつなさも、そういったものをひっくるめて愛していて。
 にこちゃん、まきちゃん、そして、にこまきへの、愛。
そんな「愛」が詰まった一冊なんですよ、この「氷砂糖とマシンガン」という本は。
 うっとりするようなステキな装丁も、せつなくもきらきらしている本文の素晴らしいマンガも。
 それら全部含めて、主催のEERR氏を始め参加した方々みなさんが、ああ、にこまき大好きなんだな、愛しているんだな、というのがとっても伝わってくるのですよ!
 その愛が、とってもとってもきらきらしていて! この本の持つ輝きは、この愛のなせる業なのだな、と思うのです。だって、愛がないとこんなこだわりまくりの本は出せませんよ。
 だから、読んでいてため息がこぼれるのですね。この重みは、厚さだけじゃあありません。


 本当、この本はにこまきの同人誌がお好きな方なら、どなたにも読んでみて欲しいですね。
 とってもきらきらしていて、ため息がでますから。



 そんな感じで、今回はここまで。お読みいただいた方、ありがとうございました。